工事のお金について
工事のお金は、
という計算になります。
本体工事費用
建物を建てる・改装する工事費用。
分かりやすく言えば、お客様が建設会社等の工事業者と工事契約する際、確定する工事代金です。
この本体工事費用は、お客様と打合せを積み重ねた設計図をもとに積算・算出します。
附帯工事費用
建てる・改装する以外の附帯する工事費用。
土地・インフラ設備の状況から想定される工事や、テナント改装する際の共用部分工事等、
本体以外の工事は事前条件によってさまざまなものを含みます。
例えば、
古い建屋を取り壊すための解体・撤去工事
土地を整える造成工事・地盤改良工事
設備に関わる引込工事・浄化槽工事
敷地に手を加える外構工事・看板工事
等を挙げることができます。
注意点はどのような工事が必要か否かを明確にすることです。
場合によって、ある附帯工事を本体工事費用に盛り込む等のやり繰りが発生します。
以上より、附帯工事は非常に分かりにくい内容です。
車に例えて言うなら、車両価格が建築本体工事費用に当たります。
その車両価格には、車が走行し、照明を点け、エアコンの効く機能性を保持しています。
ガソリン(燃料費)を入れさえすれば、価格相当の機能性発揮が保証されています。
なので、建築本体工事費用も、その機能性を果たす項目を見込むことが基本的な考えになります。
戸建て住宅新築の場合、照明や空調設備を附帯工事とする考えも多々ありますが、
その理由は、これらにはお客様の裁量に依るものが多いこと、税法上のこと、
つまり、工事・販売業者のコントロールしにくい範疇であるというカラクリがあるためです。
付属品費用
建物に備える物品(備品)の費用。
カーテン類や購入・リースする家具・什器・家電・機器類・消火器まで、建物には多くの物品が備えられます。
税法上の「器具及び備品」の定義が判断の一つの目安になります。
間接費用
工事期間中の対処費用。
工事期間中の地鎮祭の費用、仮住まい・仮店舗等の仮の移転先確保のための費用や、完成後の引っ越し費用、
工事内容変更の場合、それに伴う増額分等。ある程度の間接費用を見込む必要があります。